プロダクトデザインを依頼・相談するポイントを解説

お役立ちコラム

「デザイン」という言葉には、2つの意味があります。一つは外観や意匠を決める「デザイン」。もう一つが機能や動きを決める「設計」の意味のデザインです。

「プロダクトデザイン」と言う場合には、製品のコンセプト作りから機能の決定、設計作業までを理解した上で外観デザインを描くとの意味で使われることが多いです。「デザイン」の2つの意味を融合した高度な業務であり、委託先となる会社には高度な専門知識が求められます。

本記事では、プロダクトデザインの本質と重要性について解説し、さらに、プロダクトデザインの依頼で押さえるべきポイントについても詳しく説明します。

プロダクトデザインとは

プロダクトデザインは、製品の外観から機能性まで多岐にわたり考慮する作業で、専門的なスキルと独創性を要求される領域です。

機能性や魅力を訴求するデザイン

コンシューマー向け製品におけるプロダクトデザインでは、製品の機能や魅力を引き出すためのデザインが必要です。顧客企業の要望や市場のニーズを理解し、それに合わせた外観や意匠を提案します。

商品の形状や色、素材感などが、ターゲットの消費者に魅力的に訴求できるかどうかを考え、プロダクトデザイナーは経験と専門知識を活かして、製品の魅力と機能を両立させるデザインを実現すします。

製品の市場競争力を高めるデザイン

BtoB製品におけるプロダクトデザインでは、いかに製品の市場競争力を向上するかという機能の決定や設計作業に重点が置かれます。

製品開発の初期段階から顧客企業と委託先が連携し、市場の動向や競合製品との差別化を考慮した仕様の決定と設計が、成功の鍵となります。最近ではBtoB製品でも外観・意匠の重要度が増しており、「機能美」を追求するのはもちろん、工作機械などでもコーポレートカラーを統一し、ブランド価値を訴求するようになってきています。

プロダクトデザインで依頼できること

プロダクトデザインは、初期の製品企画・マーケティングから設計・外観デザインまで以下のような仕事の流れで進めます。

  • 企画・立案
  • マーケティング調査
  • 設計・外観デザイン

企画・立案

企画・立案フェーズは、ターゲットとなる市場を特定した上で、製品の方向性を考えてビジョンを明確化します。予算やスケジュールも検討し、戦略的な計画を立案します。

マーケティング調査

企画・立案フェーズで明確化した製品の方向性について、マーケティング調査では市場環境や競合製品の分析、顧客ニーズの把握と特性分析を行います。製品発売後のプロモーション戦略まで含めて「マーケティング」と総称されます。

設計・外観デザイン

製品の機能については、まず仕様書を決定し、仕様を満たすための設計作業を進めます。並行して外観・意匠のデザインを進めていきます。材料選定から量産対応まで、機能の設計と外観のデザインが連動することで、機能性・使用感と美しさを両立した魅力的な製品が生まれます。

プロダクトデザインの相場

プロダクトデザインの料金相場は、内容やクオリティによって大きく変動します。大きく分けて「企画・調査」、「機能の設計」、「外観・意匠デザイン」の3段階で料金が発生します。これらの要素は、プロジェクトの規模や複雑さに応じて異なります。

費用の相場は依頼先により異なる

プロダクトデザインの仕事を構成する「企画・調査」、「機能の設計」、「外観・意匠デザイン」の3段階は、デザイン会社がまとめて受注するのではなく、それぞれマーケティング会社、プランニング会社、設計会社、加工会社が分割して担当し連携してプロジェクトを進める場合もあります。

それぞれ大手、中小、個人のフリーランサーなど、依頼先の規模や実績はさまざまで料金にも幅があります。費用と内容のバランスをよく考え、最適なパートナーを選ぶことが重要です。

プロダクトデザインの依頼で押さえたいポイント

プロダクトデザインの依頼で押さえたいポイントは、デザインのスキルだけでなく、製品に対する深い知識や設計のスキルまで必要だという点です。

デザイナーとしてのスキルがあるか

プロダクトデザインには、デザイナーとしての才能だけでなく、クライアントとの相談やチームとの連携などコミュニケーション能力が求められます。3Dデザインソフトを使いこなす技術や、アイデアの提案ができる創造性、企業とのスムーズな問い合わせ対応など、多岐にわたるスキルを持っている必要があります。

製品に対する深い知識があるか

プロダクトデザインでは、製品の設計や開発において、その製品が何を目的としているのか、どんな人々に向けられているのかを深く理解する必要があります。この製品に対する深い知識は、最終的なデザインの質を大いに高める要素となるためです。ターゲットとする顧客のニーズや市場のトレンドを正確に把握する能力は不可欠です。また、設計作業にあたっては、幅広い分野の専門知識と経験が必要となります。

まとめ

フルハートジャパン 選ばれる理由

プロダクトデザインは、ものづくりの重要な要素です。優れた機能を発揮する設計と合わせ、魅力的な外観や使いやすさを追求することは、競争の激しい市場で差別化を図るために不可欠です。

プロダクトデザインにおいて、フルハートジャパンは優れた機能を発揮する設計の部分を中心に、多様な業界や用途に対応した製品の提案が可能です。お客様の希望を十分に把握し、経験とノウハウを活かした設計により製品の魅力を高めます。高度な自動化と最適化により、開発スピードとコストパフォーマンスを高め、厳格な品質管理とテストにより、長期間の製品寿命とユーザー満足度を保証します。まずはお気軽にお問い合わせください。

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