コンクリートを現場で非破壊検査しデータまで確認~お客様の「理論」を持ち運べるオールインワンの「カタチ」に~

PRA-TICA(プラティカ)は、試験すべきコンクリートをセンサーハンマーで打検し、入力された弾性波を設定したサンプリング周期(4種類)で最大4096ポイントで測定でき、現場において規格の規定に基づいた検査項目の試験が可能です。

開発製品
【PRA-TICA(プラティカ)】

お客様の開発経緯・課題

リック様はガス・水道・電気の3大ライフラインを支える工事会社として、安全と品質を第一に事業を展開しています。安全を支える測定技術の一つが、大学や国の研究機関・学会との共同研究により開発した弾性波を利用してコンクリート構造物を非破壊試験する技術。今回開発したPRA-TICA(プラティカ)はその第2世代製品で、コンクリート構造物の診断業務と補修工事を現場でこなすため、より小型で使い勝手が良く信頼性の高いシステムとして開発しました。

ここが私たちの「ハートフル」「こだわり」

フルハートジャパンでは、顧客が求める機能・性能を実現するため、仕様設計から詳細設計(ハード、ソフト)さらに製品製作まで一連の開発をまとめて担当しました。
お客様の測定技術は規格化されており、日本非破壊検査協会規格、iTECS技術協会規格で以下の各種試験の手順が規定されています。
・部材厚さ試験
・圧縮強度試験
・内部欠陥探査試験
 (周波数解析・伝搬時間差測定)
・表面硬さ試験
・ひび割れ深さ試験
PRA-TICA(プラティカ)は、これらすべての試験を規定された手順どおりに実行できるよう、外部のソフト会社とも連動して専用のアプリケーションソフトを開発し搭載しました。

また、PRA-TICA本体はA4ノートパソコンと同等サイズ(294mm✕204mm✕38mm )で、分析処理用のパソコンとマジックテープなどで一体化し持ち運びや現場での使い勝手を格段に向上しています。重量も約1.6kgと軽量、内蔵のニッケル水素電池で約8時間運転でき操作作業者の負担を軽減しました。

操作性を重視した設計を採用し、測定・データ保存・データ解析の操作は主にファンクションキーで実行できるなど現場での操作が簡単。試験結果は「圧縮強度」「内部欠陥の有無」「内部欠陥の発生位置」などを測定現場で確認でき、従来の現場測定後の解析に要した時間を大幅に削減しました。

これらの特徴は、全体を統括するフルハートジャパンの総合的なものづくり力によって実現しました。アナログ・デジタル回路や電源回路のハード設計から、ソフトウエアの仕様設計、MCUプログラム、さらに筐体設計や基板のアートワーク設計、製品の組み立て製作まで、フルハートジャパンの総合力が生きた開発案件となっています。


私達は共にお客様の課題によりそい
設計・製造によって課題解決を実現します


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