海外ベンチャーのアイデアを形に ~海外ベンチャー企業が発見した酵素液を大量生産する設備開発~

【お客様の声】

我々研究者は新たな酵素の培養に成功したが、それを量産するための設備を専門で製作、販売している会社があるわけではありませんでした。フルハートジャパンさんには酵素の培養方法から学んで頂き、酵素の量産するための設備開発を実施して頂きました。日本ではなくマレーシアの作業環境を配慮した製品を開発して頂き感謝しております。

                          Asets innovates Khail様

マレーシアのUPM大学内ベンチャー企業様が環境に配慮したケナフ繊維の生成に寄与する新型酵素液を開発。その量産設備を導入するために、弊社のコミュニケーション力、開発力、製造能力を駆使しゼロから開発に挑みました。本設備の導入により、酵素液の量産が達成し、マレーシア国の環境に配慮したケナフ生成が実現できれば幸いです。

ケナフ繊維を高効率に生成するための酵素(培養液)を研究室では1日に4リットルの生産がマックスであったが、本装置は1日に100リットルの生産を可能とする装置である。
酵素は温度管理、攪拌時間、水分量が重要でそれらの制御を自動化し、複数のプログラムを設定できる構成になっている。また、製造工程で最も重要な攪拌後のドロドロの液体から個体と液体を分離させるための油圧制御された圧搾機による工程では、動作速度、排出量などを調整できるプログラムで構築している。個体と液体を分離し最終工程を経ると販売用のボトルに注入するラインへとつなぐものになっている。そして作業環境、培養工程を配慮し全自動ではなく、一部はあえて人の手による作業も入れる工夫を施している。酵素液が飛散し汚れを洗浄することも考慮した装置となっている。酵素の生産は醤油の生産プロセスによく似ており、培養液のみならず、他のワークに対しても流用が可能な装置となっている。

お客様の開発経緯・課題
大学の研究者は発明、開発は得意だが、それらの事業化、量産化について、モノづくりの知識はないため困っていた

もともと量産をしているわけではなかったため、やりたいこと全てが自動化にするための課題となっていました。量産を達成するには、生成方法もよく理解する必要がある為、まずは現地視察を行い、お客様の酵素液の生成方法の確認、そしてお客様のご要望を詳しくヒアリングすることから始めました。既存の生産方法はそれぞれの工程で必要とする機械が単体で、場所も離れているため(屋内外共に)、それぞれの工程へのマテリアルハンドリングが非効率で作業者の負担になっていました。

ここが私たちの「ハートフル」「こだわり」
誰もが安全で同じ品質で生産ができる装置にそして開発経験がなくともメカと制御が必要であれば考える

ご要望に対して私たちの一番こだわったことは、『作業者がどんな方でも』です。
この装置の開発のために培養ノウハウと現状の生産プロセスを紹介してくれた方は、機械装置の危険性や、製造工程を熟知しているが、今後、発展を続けると様々な作業者が装置を使用することになるため、複雑で細かい取扱説明書とは別に作業者用のマニュアルを準備しました。これらは要求仕様には入っていませんでしたが、弊社の技術部門が作業環境、運用環境を考え作成し提案いたしました。

様々な試行錯誤を重ねた製品開発で外国企業との仕事のため、コミュニケーションに心配はしましたが技術者同士の会話は日常会話よりも共通言語も多く、こだわりの自動開発となりました。


私達は共にお客様の課題によりそい
設計・製造によって課題解決を実現します


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