“ロケットに夢をのせて” ~神奈川大学ハイブリッドロケットに搭載するテレメトリ・データロガーを共同開発~

 

大学では一般市販基板などの組合せにより機能を実現していましたが、手作り基板の信頼性面と、毎年学生が入れ替わることでの技術継承面に課題があるとのことで、当社が保有する技術である
①回路設計 (低消費電力化、高信頼性)技術
②センサー計測技術(ソフトウェア作りこみ)
③基板設計/実装 (小型化、表面実装)技術
④ソフトウエア開発技術(PC連携)
にて設計をおこない、試作品を納入、評価をいただきました。

共同開発をおこなったテレメトリ・データロガーにて、ハイブリッドロケットの高度日本記録を達成した計測が確認されることを心待ちにしております。

開発内容

ロケット搭載用独立型テレメトリ・データロガー(2020年1月~)

神奈川大学航空宇宙研究室がハイブリッドロケットの高度日本記録へ挑戦をしているなかで、下町ボブスレープロジェクトの各社にさまざまな技術協力の依頼をされており、当社には位置や大気圧情報などの測定データを無線伝送/記録するテレメトリ・データロガーの共同開発依頼がありました。
過去に打上げをおこなったロケットに搭載されたユニットの回路の見直し/再設計をおこない、電気仕様信頼性と表面実装での基板信頼性の向上を図るとともに、使用するバッテリーと電源回路の再設計により小型長時間動作を実現いたしました。

このテレメトリ・データロガーは、LoRaによるデータ通信、MicroSDカードへのデータロガー機能、気圧/気温/GPS位置情報/3軸加速度/3軸ジャイロ/3軸電子コンパス測定機能を有しております。ロケット発射後の各種データの収集と無線伝送、およびデータ記録をおこなうとともに、海上へ落下後に着水位置をGPSテレメトリ機能にてPCの地図上に表示できるようになっています。


本製品の概要(PDF)

詳細な仕様書等は、このページ
最下部のところより問合せください。

お客様の開発経緯・課題
大学の機械系研究室では電気設計/設備面が十分でないこと、毎年学生の入れ替りに伴い、信頼性面と技術継承面、また新たな技術開発面で不安があった

大学では機械工学科の学生による設計と手作り製作をおこなっていた為、電子回路の設計信頼性面と毎年の学生が入れ替わることによる安定した技術継承に課題がありました。また、ロケットの打ち上げ高度がさらに上がることに対する技術開発が難しいことより、当社に共同開発の申し入れがあり、これらの課題解決を図ることになりました。

ここが私たちの「ハートフル」「こだわり」
毎年、「安定品質/高信頼性で設計/生産した小型ユニット」を供給し、安心できるロケット打上データ計測ができるよう、こだわりました。

ご要望に対して私たちの一番こだわったことは、『高信頼性と計測データの安定品質、小型化』です。
電子機器のプロとして、信頼のある回路品質、基板品質、小型化に取り組み、従来3つあった機能基板を1つにし、低電力化設計により繰り返し充電可能な小型リチウムポリマーバッテリー搭載で実現いたしました。

様々な要望に対し、コミュニケーションを密にして要望仕様を満足させた計測ユニットを開発することができました。

このテレメトリ・データロガーユニットは外販いたします。ご興味のある方は、下記「お問合せ」からご連絡ください。

 


私達は共にお客様の課題によりそい
設計・製造によって課題解決を実現します


詳細仕様書等
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